大学卒業後、東京で営業職に就くがノルマ制でなぜかすぐにノルマを達成し、暇すぎて退屈な為、退社。経済社会の小さな枠組の中よりもずっと大きな自然を舞台に生きていこうと沖縄、ハワイでスキューバダイビングのガイド、インストラクターとして働く。
しかし大げさな器材の使用で誰でも手軽に自然を満喫できる事が自然を破壊していく事に気付き、自分の力を大きく超えるものを利用する事に疑問を感じ、同時に自分がいかに無力で依存した社会で生かされていた(生きていた、ではなく)かを実感し、生きることの原点を見直す為、世界各国を旅する。
エクアドルで現地の人達と原住民の生活維持を目的としたボランティア団体「ECOTRACKERS」を設立。原住民達と暮らす中で、生の原点、生きる力、経済社会の光と闇、環境問題を肌で感じる。帰国後、小諸市で自然農、味噌・醤油・凍み豆腐・油・天然酵母パンなどあらゆる加工食、重機や釘を使わない伝統工法による家作りなどを学ぶ。
現在穂高にて、耕さず草や虫を敵とせず自然の循環の中で収穫を得る自然農で自給的生活を送る。今起きているあらゆる問題は皆それぞれの暮らしぶりに原因と答えがあると感じ、自分に出来ることはその問題を解決する事よりも、問題が起きないような暮らしを日々送ることだと思う。例えばごみの分別やリサイクルよりも、ごみをなるべく出さない。自然から離れた暮らしの中で自然保護を叫ぶよりも、自然と共に生きる。職人を増やすより職人が必要な暮らしを送るなど、問題のうわべだけの解決よりも、その根本をしっかりみて、自分に出来ることを出来るだけ無理のない範囲で行うようにしている。人は80年程生きてやっと一度の人生。野菜や虫達はほとんどが一年で一度。耕さず、種も採り続ける事で毎年畑で命の繋がりを見ることが出来る。それにより自分も先祖から受け継いだもの、次の世代へ受け渡すもの、そういう大きな流れを感じ、どういう生き方をすればよいのか見えてくる気がします。目標は「なんでも買える人」よりも「なんでも出来る人」。でも最近あまり買い物はしないが、たまにスーパー等に行くといろいろ知らないものがたくさんあっておもしろい。
|